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ネパールヒマラヤ アンナプルナ内院トレッキング

シッキムやパキスタンのトレッキングとちがって、ネパールは割と気軽にトレッキングできるのがよい。少し歩けばバッティと呼ばれるレストラン兼売店が見つかるし、トレッキングコース上の村には必ず宿泊できるロッジがある。トレッキングパーミットさえ取れば、単独でもトレッキングができるため、気楽にトレッキングしているトレッカーが多い。

もともとトレッキングルートは村と村とを結ぶ生活道で、村と村とは谷で隔てられていることが多い。そのため村から次の村への移動は一旦谷に下って、再び登りというパターンを繰り返すことになる。このように登り下りを何度も何度も繰り返えすため、かなりの距離を歩いてもなかなか高度が上がらないのが、ネパールトレッキングの特徴でもある。

主としてネパールにはトレッキングの拠点となる町が二つある。エベレスト山系のルクラと、アンナプルナ山系のポカラである。特にネパールトレッキングコースの中でもルクラからカラパタールを目指すエベレスト街道と呼ばれるコースと、ポカラからアンナプルナベースキャンプを目指すアンナプルナ内院コースは人気がある。ここではアンナプルナ内院コースを紹介する。


ランドルクの村よりアンナプルナ連峰
を眺める。


・一日目 ナヤプール→ビレタンティ→サンクチュアリーロッジ→シウリーバザール→ABCリバービューロッジ→クリウ→キムチェ→ガンドルン(泊) 約5時間

ポカラからナヤプールまではバスを利用して約2時間。ナヤプールから谷へ下る道があるので、その道を行き、吊り橋を渡ると道が二つに分かれる。左側の道を行き、村を抜けて川(モディコラー)を溯って行く。ビレタンティまでは殆ど平坦な道で、約40分でビレタンティ到着。

ビレタンティの吊り橋を渡ると道が二つに分かれるので、右側の登り道がガンドルンへの近道になる。少し行くと村の学校があり、以後ABCリバービューロッジまで本当に緩やかな上り坂が続くことになる。やがでサンクチュアリーロッジというきれいなロッジを過ぎて、少し行けばシウリーバザールである。ビレタンティから約40分の行程。

シウリーバザールにも数件のロッジがあるが、あまりにもコース上の中途半端な場所にあるため利用価値はあまりない。シウリーバザールから川原をたどってゆくと、やがて林の中の道になる。



コース中の最奥の村、チョムロン

そして30分でABCリバービューロッジに到着。ABCリバービューロッジは大変きれいなロッジで、ここでヘビーな食事を取ることができる。できれば1泊したい快適なロッジだが、コース上であまりにも中途半端な場所にあるのが残念である。

ここからいよいよ急坂がはじまる。急坂はガンドルンまで続くが、特にキムチェまでの尾根道は高度差450メートルもあり、かなりきつい。ABCリバービューロッジから30分でクリウ、さらにそこから石段を1時間登りきるとキムチェに到着する。さらにキムチェからガンドルンも強烈な石段が続く。高度差300メートルを登り切ればガンドルン(標高1920m)である。キムチェから1時間30分。

ガンドルンはアンナプルナ内院コース上の村の中では大きな村で、僕はヒルトップロッジに泊まったが他にも多くのロッジがある。またここから眺めるアンナプルナサウスの雄姿が美しい。


・二日目 ガンドルン→谷底→二つ目の谷底にあるレストラン→ジヌーダンダ→チョムロンヒル→チョムロン(泊) 約4時間30分

ガンドルンからジヌーダンダまでは谷を二つ越えることになる。まず一つ目の谷底へは、一気に急な下り坂をくだる。下り坂に入る道がわかりにくいので、村人に聞いたほうがよい。下り坂の途中、左手に水浴び場、さらに下ると今度は右手にチョウタラ(休憩所)がある。ガンドルンから谷底まで1時間といったところだろう。

谷底に出ると、今度は吊り橋を渡って緩やかな登りとなる。しばらく行くと右手にチョウタラがあり、さらに行くと畑を貫く道となる。この畑を越えて、川をさかのぼるとアンナプルナサウスの眺めが開ける。さらに緩やかな登りが続き、やがて次の谷への下りとなる。

左手の山をまいて谷へ下り、一軒の民家を通り過ぎると本格的な下りとなる。ガンドルンを出て1時間半で、二つ目の谷底に到着。ここにバッティがあるが、ガンドルンを出てここまでバッティが無いので要注意である。

橋を渡って二つ目の谷底からの登りは、高度差約200メートルのハードな石段になる。約30分で登り切ると、ジヌーダンダが出てくる。ジヌーダンダには4軒のロッジがあり、15分ほど下った谷底には温泉がある。温泉への下りの途中、チョウタラが道をふさぐかのようにあるが、それを越えて先に進む。チョウタラの左手にも道があるが、その道は獣道になるので行かないこと。

谷底に下りれば、コンクリートでできた二つの浴槽とトイレ、脱衣所がある。谷底にあるためアンナプルナの展望はないが、トレッキングの疲れを癒すのにちょうどよい温泉である。

ジヌーダンダからチョムロンまでは、高度差400メートルの再び急な登りが続く。ほとんどが石段になっており、途中バッティが3軒あった。ジヌーダンダから1時間15分で、アンナプルナサウスを間近に望むチョムロンヒル(2170m)に到着。そこから宿泊地のチョムロンゲストハウス(2100m )までは10分である。チョムロンゲストハウスはスイスの山小屋にもひけを取らないくらい立派で、庭には花が飾られていた。このチョムロンがアンナプルナ内院コースの最奥の村になる。


クルティガール トレッキングパーミットのチェックポスト
が見える。右手の山はマチャプチャレ



バンブーにて 
しばし休憩するネパール人ポーターのムクティ

・三日目 チョムロン→谷底の吊り橋→バヌワ→シヌワ→クルティガール→バンブー→ドバン→ヒマラヤホテル→ヒンク洞窟→デオラリ(泊) 6時間30分

チョムロンからシヌワへはまず300メートルの下りから始まる。谷底まで30分で行き、吊り橋を渡れば石段の登りとなる。やがて道は畑の中を通り、いくつかの民家を越えて、再び石段を登り切るとバヌワへ到着する。チョムロンから1時間10分といったところである。バヌワにはロッジが1軒あるが、山の眺めはあまりよくない。

バヌワからシヌワへはも石段が続き、約40分でシヌワ(2350m)に到着する。シヌワにはロッジが3軒あり、マチャプチャレの眺めが良い。シヌワからクルティガールへは緩やかな下りから始まり、右手に谷を見ながら林の中を歩く。その後アップダウンを繰り返すが、それほどつらい登りはない。シヌワから1時間10分でクルティガールに到着、ここはトレッキングパーミットのチェックポストがあり、トレッキングパーミットの提示が求められる。なおクルティガールにはこのチェックポストがあるだけで、ロッジやバッティはない。

クルティガールからバンブーは約350メートルの下りで、林の中を30分下れば到着する。バンブーはロッジが5件あるが、谷底のため眺めはよくない。バンブーからドバンは、今度は450メートルの登りになる。林の中を行き、二つ目の大きな沢を渡ったあたりから、急な登りが始まる。林の中をアップダウンを繰り返し、沢に架かる木橋を渡って少し行けばドバン(2606m)に到着する。バンブーからドバンまでは1時間10分。ここにはロッジが3軒あるのみである。

ドバンからヒマラヤホテルも竹林の中を行き、二つほど大きな沢を横切り、少し行けば崩れた建物が左手に現れる。その後も竹林の中をいくつも小さな沢を横切る。やがて右手に小さな祠があり、花が供えられている。向こう側の岩壁には幾条もの滝が落ちている。祠を過ぎたあたりから道が急坂になり、涸沢を抜けると雪渓に出る。この雪渓を横切り、その後少し登ればヒマラヤホテル(2873m)に到着する。ドバンからヒマラヤホテルまで1時間30分で、ヒマラヤホテルにはロッジが2軒ある。


トレッカーに人気のデオラリ


ヒマラヤが原産の青いケシ
写真はカナダのビクトリアにある、ブシャートガーデン
に輸入されたもの。スミマセン。
ヒマラヤホテルからヒンク洞窟までは急な石段を登ることから始まる。やがて流れの急な沢に出るので、この沢をさかのぼり少し行くと今度は雪渓が現れる。この雪渓を横切ったところにヒンク洞窟(3170m)がある。ここでようやく標高が3000メートルを超えることになる。ヒマラヤホテルからヒンク洞窟までは55分の行程だが、かなりハードである。

ヒンク洞窟からデオラリへはわずか30分足らずで行くことができるが、コース中の最大の難所が待っている。ヒンク洞窟を出てすぐに、大雪渓があるのだ。この大雪渓を横切ることになるのだが、常に雪崩が発生しているため、できるだけすばやく通過しなければならない。僕が横切った際も、雪が砕ける音が谷間に響いていたし、大雪渓の上にはいくつも雪崩とみられる跡が残っていた。この大雪渓を無事に越えて、少し登ったところにデオラリ(3231m)がある。デオラリは大きな滝が眺められる谷間にあり、トレッカーに人気がある。ロッジは4軒あり、そのうちの1軒に泊まった。


マチャプチャレベースキャンプ



マチャプチャレベースキャンプよりマチャプチャレ(右)
を眺める。


アンナプルナベースキャンプにて
こんなに山が近くに迫ります。

・四日目 デオラリ→マチャプチャレベースキャンプ(MBC)→アンナプルナベースキャンプ(ABC)泊 3時間25分

デオラリからMBCまでは右手に川を見ながら、崖を進むことになる。しばらく行くと再び大雪渓に出る。この大雪渓にはいくつものクレバスがあり、十分注意しながら慎重に進まないといけない。

大雪渓の上部を巻くように進めば、比較的安全である。大雪渓を過ぎてしばらくは、沢の崖の道をどんどん上へ詰めていくことになる。

やがて大きな沢にぶつかるので、この沢を登り切ると前方の眺めが開ける。以後、MBCを越えてABCに至るまでは、ほとんどが雪道になる。

息を切らしながら急な岩場を登り切ると、右手にマチャプチャレロッジとコジーロッジが見える。MBC(3730m)はもう少し先にあり、もう一息である。

デオラリからMBCまでは2時間20分の行程、MBCにはロッジが3軒ある。ここからマチャプチャレとアンナプルナサウスの眺めがよい。

標高が高いせいか、マチャプチャレがやけに低く感じてします。またマチャプチャレは午前中は逆光になるため、写真が撮り辛い。
MBCから終点のABC雪原ともいうべき山の斜面を進むことになり、かなりつらいが、アンナプルナ山群の美しい眺めがある分、気はまぎれる。この雪道を1時間40分進めば、ABC(4130m)に到着する。ABCにはロッジが4軒あり、それらのロッジからの眺めは凄い。ひときわ大きく見えるアンナプルナサウス、その横にアンナプルナT峰やアンナプルナV峰、反対側にマチャプチャレが聳え、その大きさと美しさに圧倒される。時間があれば、ここで延泊したいものである。


アンナプルナベースキャンプより
アンナプルナサウス



アンナプルナベースキャンプより
アンナプルナT峰

・五日目 ABC→MBC→デオラリ→ヒンク洞窟→ヒマラヤホテル→ドバン→バンブー→クルティガール→シヌワ→バヌワ→チョムロン(泊) 8時間

ABCから一気にチョムロンまで来た道を下る、超ハードな一日である。歩行時間はトータルで8時間と、最も長い一日である。チョムロンに到着したときは、ひざがガクガクになっていた。



・六日目 チョムロン→チョムロンヒル→ジヌーダンダ→谷底のバッティ→ニューブリッジ→ランドルク→トルカ(泊) 4時間10分


チョムロンから温泉のあるジヌーダンダまでは1時間くらいで下ることができる。ジヌーダンダからは往路と違うコースをたどることにした。まず谷底のバッティまでは往路と同じ道だが、その後にガンドルンへ向かう道には入らず、左手に谷を見ながらアップダウンを繰り返す道を進む。そのまま谷を下ってゆけば、ニューブリッジに出る。ジヌーダンダからニューブリッジまでは40分、ニューブリッジにはロッジが3軒ある。

ニューブリッジからランドルクへは谷底に架かる吊り橋を渡り、しばらくは川に沿った平坦な道を行くことになる。30分ほど平坦な道を行くと、ランドルクへの急な登りが始まる。この急坂を登り切り、しばらく行くとロッジが一軒ある。さらにもう少し行くと、きれいな滝が左手に現れる。

その後、道はアップダウンを繰り返すが、ランドルクを目前にして急坂になる。この急坂を登り切ると、ランドルク(1610m)に到着する。ニューブリッジからランドルクへは1時間20分といったところ。

ランドルクは大きな村で、ロッジ10軒と学校がある。学校では子供達や先生がカンパを求めてくるので、ゆっくりと見学できない。またランドルクから見る、アンナプルナの山並みは美しい。ランドルクからトルカまでは1時間の行程。緩やかな下りから始まり、沢に架かる吊り橋を渡り、急な石段を登り切るとトルカに到着する。トルカにもロッジ7件と学校がある。トルカの学校ではカンパを求められなかった。


・七日目 トルカ→ベルカルカ→デオラリ→ポタナー→ダンプス→フェディ 3時間30分

トルカからベルカルカは緩やかなアップダウンから始まる。しばらく行くと大きな沢に出るので、その沢を詰め、木橋を渡ってもう少し登ったらベルカルカに到着する。トルカからベルカルカまで50分、ベルカルカにはロッジが4軒と露天の土産物屋がある。

ベルカルカからデオラリへは長々と続く急な石段から始まる。この石段を登り切るために、僕は45分もかかった。この急坂を登ると、デオラリはあと一息である。ベルカルカからデオラリまで1時間の行程、デオラリにはロッジが2軒あり、ここからダウラギリを眺めることができる。

デオラリからポタナーへは始めはアップダウンを繰り返すが、やがて尾根道を下って40分で到着する。ポタナーにはきれいなロッジが10軒近くあり、居心地がよさそうである。

ポタナーからダンプスへは左手にマチャプチャレやアンナプルナを眺めながら、尾根道を1時間10分下れば到着する。途中、チェックポストがあり、トレッキングパーミットの提示を求められる。ダンプスは東西2キロにわたる村で、多くのロッジがある。またダンプスは高台にあり、マチャプチャレの眺めが大変よい。

ダンプスからフェディへは何と高度差700メートルのほぼ垂直の壁を下ることになる。とにかくこれはハードな下りとなり、足元に注意しながら石段を下らなければならない。僕は下り切るのに1時間もかかってしまった。下り切った場所がコースの最終地点であるフェディである。フェディからポカラへは、バスで30分で行ける。

 

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