ゴマ・ブカブ

 コンゴ東部、キブ湖畔にある街で、隣国ウガンダ、ルワンダ、ブルンジへ抜けるルート上にある交通の要所である。コンゴは湖、火山、ジャングル、サバンナ、大河などの多くの観光資源に恵まれた美しい国なのであるが、残念なことにこの国の治安が容易にそれらを観光させてくれない。さらにこの国の役人(特にザイール政府軍)の質の悪さは旅行者の間でも有名で、何かにつけワイロを要求してくる。1994年に起こった隣国ルワンダでの大虐殺事件の後、ジェノサイドを企てたフツ族ルワンダ難民が武器とともに大量にゴマに流出し、巨大な難民キャンプが形成され、私がコンゴ(当時はザイール)訪れた1996年8月でも多くの難民をかかえていた。難民キャンプの治安は最悪で、武器を持つ難民による発砲事件などが日常的に起こっていた。
 私がこの国を出国した数日後、ウガンダ、ルワンダ、アンゴラ、ジンバブエなどの周辺国を巻き込んだ俗に言うアフリカ大戦が勃発し、ゴマ、ブカブを含むキブ湖周辺が主戦場となってしまい、ますます旅行しにくくなってしまった。


ブカブよりキブ湖を望む。

ゴマにて。


ゴマにて。



ゴマのすぐ近くにある、ニーラゴンゴ火山の溶岩湖。煮えたぎる溶岩湖が常存する火山は世界でも大変珍しい。2002年1月に大噴火し、ゴマの町を溶岩で埋め尽くした。