キガリ

 1994年、20世紀最大最悪のジェノサイド(大虐殺)が起きたルワンダの首都。私が訪れた1996年には一応の平静は保たれており、人々も親切で何の支障もなく旅行できた。特にキガリでレゲェバーを経営するガテラとボスコには大変お世話になった。当時キガリの住民の大多数はジェノサイドの犠牲者であるツチ族で、ジェノサイドにかかわったフツ族の多くは報復を恐れ、隣国コンゴ(旧ザイール)などに避難していた。日本からもルワンダ難民救済のためにコンゴのゴマへ援助物資を送ったが、ゴマにいた難民は大虐殺を行った側ということを知っていましたか?実は日本を含む世界の国々は殺人者を援助していたのですね。 


キガリのレゲェバーにて。左がガテラ、中央がボスコ

街角にて

キガリの市場。割と物資は豊富だった。隣国ザイールとはえらい違いだ。

キガリの子供たち